さて、次にどこに攻めるかについてです。
ドイツ周辺のマップを見てみましょう。
大きく分けて3つの選択肢があります。
つまり、東、西、南です。
北は海ですし、北欧はこの時点では重要ではないので、選択肢に入れていません。
それぞれを検討してみましょう。
東側――つまりポーランドです。
こちらに動くと、とりあえず史実どおりということになります。
萌しむの特徴として、「史実っぽく動くとイベントが見やすくなる」というのがあります。
ここでも、ワルシャワのあるポーゼンを陥落させると、イベントが発生します。
実はもう一つ重要なポイントがあります。
それは、ポーランド領はソ連とのマッチレースになっているということです。
ドイツとソ連は中立条約を結んでいるので、互いに戦いあうことができません。
そこで、同じエリアを狙っている場合、先に侵入したものが、そのエリアへの攻撃権を得ることができるというルールが存在します。
「先に侵入」というのは、この戦闘の発生順番はランダムで行われているからです。
さて、初っ端からそれに該当するエリアが1つあります。
ガリツィアです。
ここは、ドイツ領にも、ソ連領にも接しているので、最初のターンで両者が攻め込むことが出来るエリアです。
ここを取るのは運の要素が強いので、最初から諦めるのもよし、必ず取れるまでセーブ&ロードを繰り返すのもいいでしょう。
また、バルト3国もソ連との取りあいになります。
西側ですがこちらは大国フランスがいます。
フランス国内を見てみると、手強そうなのはD1中戦車でしょうか。
防 | 陸 | |||
D1中戦車 | 37 | 43 |
手元にある3号戦車E型では苦戦しそうです。
防 | 陸 | |||
D1中戦車 | 30 | 37 |
しかも、かのマジノ要塞が待ち受けています。
しかもイギリス軍が紛れています。イギリスからの援軍が来ることを考えると早期に攻め入るのは難しそうです。
調べてみると分かることですが、フランスは既にB1重戦車を開発しています。
防 | 陸 | |||
B1 ter重戦車 | 74 | 47 |
これが前面に出てくると勝負になりそうにありません。
実は別の意味で西側への進攻は考えなくてもいいことがあります。
これはネタばれなので、文字を反転しておきます。
史実ではドイツにコテンパンにやられてたフランスですが、 実際にアルデンヌに侵入すると、イベントが発生し、マジノ要塞は無力化してしまいます。 さらに、イル・ド・フランスに侵入すると、フランスは戦うまでもなく降伏してしまいます。 このあたり、史実っぽくイベントが組み込まれてあります。 |
最後に南側。
南に位置するのは、イタリア、ユーゴ、ハンガリーがあります。
ここでも史実が参考になります。
かつて、イタリアとハンガリーは枢軸国でした。
萌しむの初期段階でこそ同盟は結んでいませんが、いずれそうなる可能性は高いわけです。
だからといって、攻め取ることができるこの現状をわざわざ座視する必要もありませんね。
特に北東イタリアには航空工場、スロベニアには研究所があります。
可能ならドイツで有効利用させてもらいたいところです。
さて、不埒なことを考えていましたが、実際敵に回すとどのくらい手強いでしょうか。
防 | 陸 | |||
M11/39中戦車 | 31 | 30 | ||
軽戦車 | 19 | 36 |
いずれも大した敵ではありませんね。
ちょっと短いですが、今回はここまで。
次はそれぞれのターンで何をしていくかを扱おうと思います。
すでにまとめページには書いてしまっているのですが、どうしてこの流れになったのかという考え方を解説します。